天気予報で花粉の飛散予測を確認したり、薬を飲んだり、マスクをしたりされてる方も多いですが、今年は新型コロナウィルスの影響でマスク不足も起きているようですね。
皆さんの中にも、
『鼻を取り出して、まるごと洗いたい!」
「目をグリグリ洗いたい!」
なんて考えてしまうことも多いんじゃないでしょうか!?日常生活にも支障が出てしまう花粉症はつらいですよね。
その辛さから、薬を飲んで症状を無理やり抑え込んでしまう方も多いようですね。
しかし、薬には副作用がつきものです。胃腸の調子が悪くなったり、眠気、だるさ、便秘、下痢など様々な症状を引き起こすでしょう。
ずっと薬に頼るだけでなく、東洋医学を用いた対策を併せておこなってみるのはいかがでしょうか?
花粉症のおもな症状について
①くしゃみ
②鼻水
③鼻づまり
④目のかゆみ
⑤肌のかゆみ
⑥肌荒れ
⑦頭痛
など
日常生活の意識で体質が変わります
①食生活の改善をしましょう
アレルギー反応が出やすい場所は鼻や口の粘膜などです。
目の粘膜は、胃や腸の粘膜にもつながっています。
なかでも腸はアレルギーとも関係性が高く、できるだけ胃や腸に負担をかけない食事を心がけることで、アレルギー反応を少なくしていくことができるのです。
ポイント1.刺激物をさける
●悪い油のインスタント食品やスナック菓子、辛いものなど
ポイント2.食事の質を見直す
●夜ご飯は炭水化物や甘いものは避けて、野菜スープ中心、繊維物の高い食事を摂取
②自律神経を整えましょう
睡眠不足とストレスは自律神経を乱す原因のひとつです。
自律神経のバランスが乱れることで、アレルギー反応が出やすくなります。
ポイント1.睡眠時間
●睡眠は修復反応を高めるため、できるだけ夜中12時までには就寝
ポイント2.生活習慣
●自律神経を整えるために規則正しい生活習慣を心掛ける
ポイント3.呼吸
●ストレスが溜まったら深呼吸をして、自律神経が安定するように試してみる
③冷え対策をしましょう
特に首後ろに冷えがある場合、花粉症の症状が出やすくなります。
血管が縮小してしまうことによって起こる場合もあるようです。
ポイント1.服装
●襟の付いた服やマフラーを首回りにして、温かくして、首の後ろを温かくする
ポイント2.保温
●温めることで代謝もよくなり免疫も高まる
花粉症に知っておきたい即効ツボ4つ
①迎香(げいこう)
左右の小鼻の脇にあるくぼみ、押して響くところ
鼻炎や花粉症に効くツボです。
両方を人差し指で5秒かけて気持ちいい程度の圧でゆっくり押します。
10回繰り返してください。
②印堂(いんどう)
眉間のちょうど真ん中の部分
鼻のトラブルを改善し、鼻が通りやすくなるツボです。良質な睡眠にも繋がります。
人差し指を重ねて印堂にのせ、後頭部に向けて垂直に押していき、気持ちいい程度の圧で5秒を10回繰り返してください。
③太衝(たいしょう)
足の甲、第一指と第二指の間が交わるくぼみ、押して響くところ
血流とリンパの流れを良くするだけでなく、自律神経を整えます。
また、足の冷えやしびれ・むくみにも効果的です。
人差し指で5秒かけてゆっくり10回押しましょう。
④足三里(あしさんり)
ふくらはぎ前の太い骨を下から上にあがり、膝の下あたりで止まったところの外側のくぼみ
病気予防、免疫力アップ、胃の調子をよくする、粘膜を強くするなど、さまざまな作用がある万能のツボです。
鼻づまりをよくする効果もあります。お灸も効果的です。
最後に
『花粉症は一度なると必ず症状が出つつけるもの』というわけではありません。
食生活、日常生活の改善、健康への意識の持ち方、外部からの影響(ツボ押し、保温)などなど、いろんなことに気を付けるだけでもアレルギーの出にくい体にしていくことが可能です。
少し疲れたり睡眠不足などがあると、鼻がムズムズしたり咳が出たりするものです。
皆さんも少しづづできるところから、ぜひ実践してみてください。
東洋医学では、花粉症の症状(くしゃみ、鼻水、鼻つまり、目のかゆみ、目の疲れ、だるさ、倦怠感など)を身体全体の調子を上げることで改善していきます。
ひとりで花粉症の症状でお悩みの方は、当院の鍼灸治療を受けにいらっしゃってください。